7日のブルームバーグとのインタビューで、首相が掲げる金融所得課税の見直しは「格差是正の象徴だ」と説明。市場に悪影響が出ないよう「バランスが非常に大事だ」とした上で「これまでの実証研究では株式市場を害さない税率は25%だ」と指摘した。将来的には累進制も検討する必要があるとした。

新型コロナウイルスへの対応で検討している経済対策の規模については「真水で30兆円以上」が必要だと述べた。

さて、この件はいったいどうなんでしょうか。日本はかなり税金が高い国となってきているのでこれ以上の増税はやめてほしいなと思いますよね。そもそもサラリーマンなんてあんまり節税するところもないので、金融課税を上げるのは本当にやめてほしい気持ちになります。配当金も含み益の課税も消えてしまいますから。5%って株をやっている人ならわかりますがかなり大きいですよね。

 

将来的に1億円の含み益が出たら2500万円を取られてしまうので、FIREへの道のりもより険しくなるし、貯蓄から投資へと言って投資に国民が流れたところで突如増税とかひどすぎるwとちょっと思いますよね。ではこれって他の国はどうなんでしょう?

 

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出所:財務省

こんな感じで主要国の税率を並べてみると日本は一応安い方で、アメリカ、イギリスと同じくらいですかね。イギリスは非課税の枠があるし、アメリカとイギリスは投資環境良さそうですね。ドイツとフランスはなんかちょっと高いので、25%と言うとドイツと同じくらいになるんでしょう。

 

まあ、しかし今回の増税は急に思い立ったように言い始めたし、あんまり納得感がないなぁと思ってしまいます。所得税で20%取られ、住民税で更にとられ、消費税で10%取られてそもそも税金だけで手取りの30%以上を持っていき、更に社会保障費も大量に払っているのでこれ以上どこからもとらないでほしいですね。当面は決済することはないので、配当金の受け取りが少し減るだけなのでいいんですけどね。

 

なんか、たまには減税という言葉を聞いてみたいなぁ。